「外注→内製」で月次処理が50%業務削減し、人数変更することなく給与業務を変えたHR共創プラットフォームとは?

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サービス
Combosite PathosLogos 共創SaaS
社名
共立ホールディングス株式会社
業種
製造・メーカー
従業員数
1,001人〜3,000人

■インタビュー担当者

担当A(左側)
人事制度の設計から労務業務全般までを幅広く担当し、企業の人事運営を支える実務リーダー。近年では、人事関連システムの導入・構築にも注力しており、業務効率化と制度運用の高度化を推進している。

担当B(右側)
給与関連業務全般を担当。導入プロジェクトにおいては各SaaSと共創PFの連携における設定・検証などを担当している。

人事基盤システムの不在により、人事情報の整理と給与業務の効率化が長年の課題に

当社ではこれまで、労務管理SaaSやタレントマネジメントSaaSといったクラウドサービスを、目的に応じて個別に導入してきました。それぞれの業務には合っていたのですが、人事全体を横断的に管理できるような仕組みはなく、たとえば発令管理や給与情報の整合性確認などは、すべてExcelベースで運用していたのが実情です。

また、人事部門では複数のSaaSを使い分けていたものの、それらをつなぐ基盤がなかったため、CSVでの出入力や個別対応が常態化。情報の整合性確認に多くの工数がかかるうえ、システム間での情報の食い違いやメンテナンス漏れが発生するなど、属人化と非効率が慢性化していました。

さらに、給与計算については外部に委託していたため、変動データの作成ややり取りに時間と費用がかかる状態でした。社内でExcelにまとめたデータをアウトソース先へ送付し、仮データを確認・修正...というプロセスを2〜3回繰り返す必要があり、多いときはこの作業に2週間ほど要することもありました。加えて、人件費データの作成にも別途費用がかかり、アウトソースによるコストとタイムロスが重くのしかかっていました。

こうした背景もあり、社内では次第に「人事情報を一元的に管理できるような仕組みが必要だよね」という声が上がるようになってきました。

既存SaaSを活かしながら全体をつなぐ、最適な選択肢としての「PathosLogos」

こうした課題に対応するために、私たちが選んだのが、HR共創プラットフォーム「PathosLogos」でした。もともと社内には、労務管理やタレントマネジメントのSaaSがすでに導入されていたのですが、「PathosLogos」はそれらと柔軟に連携できる点が魅力でしたし、必要に応じて機能を段階的に拡張できる設計になっていたのも、大きなポイントでした。

実は検討段階では、統合型ERPの導入も一度は候補に挙がっていました。ただ、「最終的には足りない部分を別で補うことになりそう」とか、「すでに現場に根付いているSaaSを、無理に統一システムで置き換えるのは現実的ではない」といった懸念もありました。

その点で「PathosLogos」は、既存の仕組みを活かしながら全体を再構築できるアプローチだったので、当社の実情に合った、非常に現実的で理想的な選択肢だと判断しました。

人事基盤の構築で、業務の自動化と標準化が前進

今回、「PathosLogos」を人事の中核となるシステムとして導入したことで、これまで分断されていた各SaaSの情報をつなぎ、業務の標準化と自動化が一気に進みました。

たとえば、CSVを加工せずにそのまま取り込めるようになったことで、手作業によるエラーが起こるリスクが大幅に減少。人事情報の更新や連携も自動化されたことで、システム間での情報のズレや確認作業に追われることもなくなりました。

さらに、これまでは複数名で分担していた情報更新などのメンテナンスも、ひとりの担当者で完結できるようになったため、業務全体の負荷も軽減されています。Excelで管理していた業務の多くがシステム上で完結するようになり、工数や確認作業の削減にもつながっています。

画面上で完結する仕組みへ
内製化により、給与業務を"50%削減"へと大幅に効率化

導入後は、「PathosLogos」と大企業向け人事給与SaaS「Combosite」の連携によって、給与計算に関わる業務プロセスが大きく変わりました。たとえば、毎月発生する変動情報の入力は一元化されましたし、前月との金額差異も画面上で自動的に確認できるようになったことで、確認作業の手間がかなり減りました。

これまでのように、複数のExcelファイルをやり取りしながら確認・修正を繰り返す必要がなくなり、処理に要する期間も、最長で2週間ほどが、今では5日ほどで完了するようになっています。

また、労務管理SaaSとの連携によって、扶養情報や社会保険の情報も自動で更新されるようになりました。そのおかげで、入力ミスや情報の漏れといったリスクもかなり抑えられています。実際に運用してみると、給与支給までの流れがとてもスムーズになっただけでなく、画面上で差異が明確に表示されるので、以前は見落としていたような細かなミスにもすぐ気づけるようになりました。

"一緒に作る"を支えた週次伴走。不安を力に変える導入支援

システムの導入にあたっては、担当者との週に1回の定例ミーティングを通じて、非常に丁寧なサポートを受けることができました。私はもともとパソコンの操作にそこまで自信があったわけではないのですが、「ここをクリックしてください」といった基本的な操作から一つずつ確認しながら進めてくださったので、不安なく取り組むことができました。

設定に関する細かい調整や、日々発生する質問に対しても、常にリアルタイムで対応していただいていて、「本当に自分でもできるんだ」と思えるようになったのは、毎週のやり取りを積み重ねたからこそだと思います。

単なる導入時の説明にとどまらず、一緒に作っていくような"伴走型の支援"だったことで、安心感や信頼感が生まれましたし、結果的に自走できる体制を築くことにもつながったと感じています。

人事から全社へ。PathosLogosを"考える時間"を生む業務基盤へ

「PathosLogos」の導入によって人事業務の効率化が進んだことを受け、次のステップとして、全社的な業務基盤の再構築に向けた構想が動き始めています。現在は人事領域を中心に運用を行っていますが、今後は勤怠管理やアルコールチェック、営業の日報、財務経理システムなど、社内のさまざまな業務にシステム連携を広げていきたいと考えています。

従業員が同じ情報を複数のシステムに手入力する必要がある現状では、手間やミスのリスクが避けられず、業務の非効率性が課題となっていました。こうした状況を改善し、情報を一元的に扱えるようにすることで、業務の標準化や整合性をさらに高め、部門横断での一体運用を目指す動きが加速しています。

その先にあるのは、「人にしかできない業務に時間を使える」状態の実現です。定型的な作業はRPAやシステムに任せ、人事は制度設計や業務改善といった、より付加価値の高い業務に集中できるようにしていく。そのための土台として、「PathosLogos」を中核に据えた業務基盤の整備が進められています。

「まずは人事領域で成果を出し、それを他部門にも展開していく。最終的には"ひとつの業務基盤"で会社全体をつなぎ、作業者ではなく"考える人"を育てていけるような環境を整えていきたい」。そうした将来を見据えた取り組みが、今まさに動き出しています。

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